この春からひとり暮らしという方も多いのではないでしょうか?
そこで悩むのが、住民票を移すかどうか。どうするべきなのか、それぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。

法律的な解釈
まず、移さないことが法律的にどうなのかをみてみましょう。
法律では、住所が変わってから14日以内に手続きをすることが定められています。住所とは、基本的には「生活の拠点」です。
生活の拠点があるところに住民票を置く必要があります。ただ、大学生の場合、帰省で毎年何回か実家に行くなど、どちらに拠点があるのかは難しいところ。
どちらにしても、それによって罰せられることはないでしょう。
住民票を移す場合
では、それぞれのメリット・デメリットを考えましょう。
住民票を移すメリット
・免許を下宿先で取れる
・パスポートや住民票なども下宿先で取れる
・住民票がある場所でしか登録できないもろもろの登録が楽
基本的には、すべての手続きが下宿先でできるようになります。なにかをするために、地元に戻らなきゃいけない、ということは基本的には発生しません。
クレジットカードや銀行口座、携帯電話など、住所の確認が必須の契約などでは、自分の下宿先に書類が届くため、手続きがとてもシンプルになります。
住民票を移すデメリット
・そもそも手続きがめんどくさい
・親にも手続きが必要な場合が
・年金がやっかい
まず、住民票を移すことが必要になります。まだ、免許とかがなければ、転出、転入それぞれの役所に行くことになります。
免許がある場合は、警察署に行く必要もあります。
さらに、保険証など、親に住所移転の手続きをしてもらわなければいけないものもあります。
また、年金の書類は、住所がある下宿先に届くため、もし親に払って貰う場合は、親に書類を転送しなければなりません。
住民票を移さない場合
こんどは、移さない場合を考えましょう。
住民票を移さないメリット
・とくに何もしなくていいので楽
・親にもとくに負担をかけない
なにもしなくていいってことですよね。とにかく楽です。
住民票を移さないデメリット
・免許の取得や更新に地元に行く必要が出る(国際免許の申請なども)
・パスポートや住民票などを地元に行かないと取れない
・携帯やクレカなどの本人確認が必要なものの多くが住んでる場所で契約できない
・選挙が基本地元で投票することに
事あるごとに、地元に行かなければならなくなるかもしれません。帰省と同じタイミングで済ませられればいいのですが、お盆や年末年始など、役所が閉まっていたり、とても混雑しているなどで、大変な思いをすることもしばしば。
また、各種契約では、住民票のあるところに書類が送られるため、親に転送してもらうか取りにいくかしなければなりません(親に内緒でなにか契約するのも難しいです)。
選挙は、住民票があるところで投票することになります。選挙のために地元に戻るなんて大変ですね。
成人式は?
学生のみなさんが気になるのが成人式。住民票を移したら、地元の成人式に出れなくなるのでは…
これは、自治体によって対応が異なります。みなさんのお住いの地域で確認をおねがいします。
Gucchieの場合、住民票が移してありましたが、地元の自治体からも、下宿先の名古屋市からも、成人式の案内が来ましたよ。
住民票の移し方
住民票を移す場合、まず、転出届をもとの役所に出します。これは実際に引っ越す14日前から引越し後14日目までにやることになっています。そこで転出証明書というものをもらいます。
その後、転入先の役所でその転出証明書を提出し転入の手続きをすることになります。こちらは、転入から14日以内に行います。
免許証がある場合は、警察署での手続きも必要です。
詳しくはお住いの自治体のHPなどで確認してください。でも、そんなに大変ではないですよ。
まとめ
Gucchieは、まずは移さなかったのですが、1年生の終わりに、下宿先を引っ越したときに移しました。やはり、いろいろな手続のために地元に戻るのが大変でした。
とくにパスポートの申請は、大変でしたね。
みなさんも、ただ「めんどくさいから、そのままでいいや」という考えだと、のちのちかえって、めんどくさくなっちゃうかも。先のことまで考えて、住民票のことを考えましょう。
関連記事