旅行記

戦争博物館

第2次世界大戦以後、東アジアで起きた、大きな戦争というと、この2つではないでしょうか。

朝鮮戦争とベトナム戦争。

ぼくは、このどちらの時代も生きていないので、当時の雰囲気を知ることはできません。でも、この2つは知っておかなくてはならない戦争でしょう。

2016年の9月は、それぞれの戦場であった、韓国とベトナムに行き、それぞれの戦争博物館もおとずれました。

まずは、韓国の戦争博物館。地下鉄の駅からすぐです。朝鮮戦争に関する展示がメインになります。建物の外には、国連軍すべての戦死者のなまえがしるされています。建物の中には、相当な展示があります。けっこう見るのにも時間がかかりますね。

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説明は、基本英語かハングル。

すごい空いていたのですが、韓国人の団体客がその中でも多かったですね。小学校っぽい団体から、この戦争を体験したであろう世代の団体まで。ちなみに、ベトナム戦争にも韓国は派兵しているのでそういう展示もあります。規模としては、そうとうなもので、金もかかってるんだろうなって思います。

あと、軍服を来た若者もいましたね。韓国では、徴兵制がありますから、徴兵されたひとが、教育の一環で来るんですかね、それにしては、とても楽しそうでしたけど。普通の若者ですからね。

 

 

続いて、いきなりベトナムです。ホーチミンにある戦証博物館。ジャーナリストが本格的に入り始めた初の戦争って言うことで、写真がメインです。ただ、いちおう壊れた鉄骨や武器などの展示もあります。

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ただ、そうとうリアルなものです。目を背けたくなる奇形児の写真や、逃げ惑う人々の写真などが所狭しと並んでいます。

日本人ジャーナリストが撮影したものも多かったですね。

あ、これ教科書で見たことある、っていう写真もありましたが、他の写真と比べると、無難なもの、グロくないものを選んでるようでした。リアルすぎる写真だと、ぼくみたいなひとは、倒れちゃいますからね。でも、そういう写真でしか伝わらないものってあるはずで。難しいですね。

基本、欧米人が多かったですね。もしかしたら、この戦争に従事してた、そんな人もいるんでしょうか。

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外には、戦争で使われたであろう戦車や飛行機が並びます。閉館間際であまり見れませんでしたが、サイズ感に改めて驚きます。

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F-4とかもおいてあったかな。(F-4戦闘機は日本では現役です…)

 

ということで、この2つを今年は、まわってきました。目を背けたく過去。でも、実際にあったこと。海外の博物館などに行くと、ほんとにいろんなことを感じます。これまでは、日本がしでかしたことを博物館で見ることが多かったのですが、今回はそうではありません。戦争の悲惨さを改めて感じます。

こういう悲劇を繰り返さないため、こういう施設が必要だし、ちゃんと見にいかなくちゃいけないですね。グローバルな視点とかいいますが、これもグローバルで、おきていたことです。