おトクに旅行

【旅行のプロが感じる】LCCの唯一のデメリットとその対策

学生旅行で多く使われるLCC、格安航空会社。便利ですよね。うん。

学生が旅行に行く上では、とくにデメリットはないように思えちゃいます。

「え、そんなことないよ、デメリットばっかだよ」

っていう方向けの記事じゃないです笑

旅行目的で、年間40以上のフライトに搭乗するGucchieが感じるLCCの唯一のデメリットとその対策を解説。

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(画像と記事内容に関係はありません)

この記事の対象

機内食が有料→数時間くらい食事我慢できるし、現地でいっぱい美味しいもの食べたい!

シートが狭い→大学の講義室より広けりゃいいよー

LCCって危ないでしょ→いや、落ちてないでしょ笑

座席指定が有料→出会いのチャンス!

こーいう感じのひと向けですよ、そうじゃないひとはおとなしくフルサービスキャリアの高い航空券を買いましょうね。

 

唯一のデメリットは唯一の義務を達成できないとき

航空会社にとって、一番重要なことは、

お客様を安全に目的地にお運びすること

これができなきゃ、おしまいです。

でも、これができないこともあるんです。

それが、先日の台風21号が関空を襲ったときに発生しました。関空が閉鎖されているので、お客様を目的地である関空にお運びできないんです。

 

悪天候などによる欠航や遅延のとき

フルサービスキャリアの場合

振替、または返金となることがほとんどです。予備機材があることも多いので、代替便を飛ばしてくれることもあります。

また、航空会社に責任のある遅延や欠航(機材繰りなど)の場合、宿泊費などを補償してくれる場合が多いです。

振替の場合も、自社便だけでなく、同じアライアンス(航空連合)に属している便、はたまた完全な他社便に振り替えてくれることも。

LCCの場合

返金に応じるかどうかも会社によりますし、返金に応じでもかなり時間の掛かることが多いです。Gucchieの場合数ヶ月かかったことも。

また、どんな場合でも、宿泊費の補償などは期待できないですし、予備機材を持っていないことも多く、代替便もなかなか手配がつかないことも多いハズ。

(エアアジアxや香港エクスプレスなどが今回の関空閉鎖では代替便を飛ばしています。代替便を運航する場合ももちろんありますよ)

他社への振替ということも殆どありません。

旅行前であれば、旅行前にキャンセルして返金ということができますが、帰りの便が欠航などになると、避けられない追加出費に直結するわけです。

わたしの友人が、関空から台湾に行っていたのですが、その間に関空は冠水、閉鎖となってしまいました。で、2日連続で空港ターミナルで寝たそうです、、、

こーいうことがおきちゃうのがLCCの唯一のデメリットです。

ちゃんと、安全に目的地に運んでくれればいい、でもそれができないときのこと考えていますか?

 

乗り継ぎなども

他社便に乗り継ぐ予定だったのに、LCCが遅れたせいで乗れなかった、という場合でも基本補償はありません。自力でどうにかするしかありません。

これはまた別の友人ですが、LCC同士で乗り継ぎの予定だったのですが失敗して、新たにチケット撮り直し。数万円の余分な出費になったそう。これじゃ、安い意味がなくなっちゃいますよね。

 

こんな目に遭わないために、いや遭ったときのために

乗り継ぎにはそうとーうな余裕を持っておくこと

わたしの場合、LCC同士で乗り継ぐときは、2〜4時間程度をみております。

国内線:2時間

国際線:4時間

程度が目安です。これで絶対安心って言うわけじゃないけど、ある程度遅れてもなんとかなるっていうくらいの時間に設定しています。

このくらい時間を取ると、空港でかなり暇になります。食事などをとろうにも、空港は物価がたいことが多いので、手持ち無沙汰になりがち。Gucchieもそうですが、そんな方には、LCCでも空港ラウンジが使える「プライオリティパス」がおすすめ。

楽天プレミアムカードなら、年会費10800円で空港ラウンジがエアライン問わず使い放題です。LCCとプライオリティパスの組み合わせは相性抜群ですよ。

 

ココ最近の遅れの様子を確認しておく

乗る予定のフライトの遅れの様子を確認しておきましょう。

たとえば、セントレアからソウルへのチェジュ航空の7C1601便で見てみましょう。

まずは、飛行機ファンが大好きなflightrader24で見てみます。

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台風のときでしょうか、運休になってる日もありますね。Gucchieは有料会員なので詳しく見れますが、そうでなくてもある程度見れます。

https://www.flightradar24.com/

また、旅行予約サイトのtrip.comでも見ることができますね。こちらは無料です。

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trip.comで運行状況を確認

 

海外旅行保険の中身をしっかり確認

海外旅行保険には、航空機の遅延を補償してくれるものが多くあります。

ただし、食事代や宿泊費など、基本的に「使った分だけ」が戻ってくる感じです。

クレジットカード付帯旅行保険でも、こういった補償があることもあります。Gucchieももっているdカードゴールドの保険内容です。

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一番下の、海外航空便遅延費用特約。額は多くないですが遅延・欠航時には1万円、乗り継ぎ失敗時は2万円までが補償されます。

海外旅行に保険は必須ですが、遅延に関してどれだけ補償されるのかは、種類によりますので、確認が必須です。

 

まとめ

便利でコストパフォーマンスが高いLCCは、学生の味方です。しかし、今回の台風のような、いざというときに牙を向いてくることもあります。そのリスクを承知して旅行するのはもちろん、できる限りそうならないように余裕を持つなり、保険に入るなりが必要ですね。