2017/1/9
陸マイラーにとって、大きなニュースが飛び込んできました。
ソラチカルート封鎖。正確に言うと、入り口封鎖。予想はある程度してはいましたが、現実になるとけっこうきついですね。でも、過去のことを嘆いていても始まりません。学生陸マイラーがいま、なにをできるかを考えていきましょう。

Contents
そもそも陸マイラーとは?
まずは、陸マイラーとはなんぞやというお話。もう知ってる、またはもうすでに陸マイラーというかたは、飛ばしてくださいね。
陸マイラーとは…
「飛行機に乗ることなく、航空会社のマイルを貯めて、そのマイルを使いおトクに旅行にいくこと目指すものたち」
「その多くは、このマイルの世界に深くのめり込んでいる」
ということなんですね。重要なのは、
・マイルは陸で貯めたほうがめっちゃ効率がいい
・現金でふつーに航空券買うより、マイルで買ったほうがおトク
という2つのこと。この2つが合わさって、陸マイラーという趣味?が成り立っています。
簡単な例で言うと、
30万円のビジネスクラスの航空券が、マイルだと6万マイルで買える。なおかつ、その6万マイルは7万円で獲得することができる。
というようなことが、陸マイラーの世界では日常茶飯事なのです。旅行好きにしてみれば、とっても魅力的な世界、それが陸マイラーです。
陸マイラーを激増させたソラチカルート
陸マイラーがどうやってマイルを稼ぐのか。よく、みなさんがイメージするのはクレジットカード決済ですよね。でも、そうじゃないんです。
「ポイントサイトで稼いだポイントを効率よくマイルに変える」
これがいまの陸マイラー。1円分のポイントは1円アレばだいたい稼げます。なので、重要なのは、
「どれだけ効率よく、ポイントをマイルに変えることができるか」
でした。そして、その最も効率のいいマイルへの交換方法がソラチカルートなのです。なんとその効率は9割。100円分のポイントが、90ANAマイルになります。
詳しくは、陸マイラーの大先生であるテラヤマアニさんの記事をご参照ください。
しかし、そのソラチカルートが2018/3/31をもって、事実上封鎖されることが1/9に発表されたのです。詳しくは、同じくテラヤマアニさんが、先月の記事で予想していたことでした。
この、入り口封鎖ということが、現実になったのです。
今後、こうした現実がある以上、わたしたち陸マイラー、とくに学生陸マイラーがどうしていくべきなのか。この記事で考察していきましょう。
ソラチカルートを最後まで活用する
ソラチカルートの入り口封鎖は、2018/3/31です。なので、今年の3月まではふつーにソラチカルートが使えます。これまでソラチカルートを使っている方であれば、これを使わない手はないですね。
メトロポイントの有効期限
メトロポイントには有効期限があります。メトロポイントのHPには、
*毎年4月1日から翌年3月末日までの間に付与されたメトロポイントは、翌々年の3月末日まで有効です。
の記述。3月16日以降に移行したポイントは、4月に付与されたポイントとなることが予想されるため、2018年4月付与となります。するとその翌々年の3月ということで、2020年の3月までの有効期限となります。
ソラチカルートでは、月に2万円分のポイントしか交換できないため、24ヶ月では、48万円分のポイントがソラチカルートとして今後交換できる可能性があります。
なので、陸マイラーにとって重要なのは、3月までにできるだけ多くのポイントをポイントサイトで貯めて、3月16日以降にメトロポイントに以降申請すること、ですね。これをすれば、入り口が封鎖されても、ある程度の期間は、ソラチカルートの9割という高い効率でANAマイルを貯めることができます。
ソラチカルート完全消滅の可能性
赤字の部分。なぜ、「可能性があります。」という表記にしたのか。
それは、ソラチカルートの9割という高い還元率が、今後も継続する保証ができたいため、です。
今回の改悪があるように、いつ何時、システムが変更されるかわたしたちには、わかりません。1年後にソラチカルート自体が無くなる可能性も十分にあると思います。
そもそも48万円分のポイントがある方も少ないと思うので、あまり心配はいらないと思いますし、メトロポイントは、nanacoや楽天スーパーポイントにも交換できるため、いざというときには、なんとかなりますが、こういったリスクは常に頭に入れておきましょう。
ニモカルートでANAマイルを貯める
さて、ここからは、ソラチカルートがなくなったことで、次に効率よくポイントをANAマイルに交換できる「ニモカルート」について。
簡単に言うと、7割の効率で交換できるカード。現状で言えば、ソラチカについで、効率のいい方法です。
ニモカルートについては、いち早く発行したすけすけさんが詳しいです。
大問題:交換できる場所
ニモカポイントからANAマイルへの交換は、ポイント交換機でしかできません。ネットからはできないんです。そのポイント交換機がどこにあるかというと…


はい、以上です。
なんと、本州にはありませーん。飛行機大好きのみなさん、飛行機でいきましょー。
これらが近いところに住んでいるor実家のある学生の皆さんはラッキーですね。ニモカルートを活用しましょう。
ニモカポイント交換機へマイルを使って行こう
このあたりから、陸マイラーの恐ろしいところになってきて。というのも、マイルを稼ぐためにマイルを使って飛行機に乗って九州or函館まで行く、ということが発生してしまうところ。でも、それが一番効率がいいんで…
学生ならJAL減額マイルで行こう
JALの減額マイルキャンペーンについてはガクトクでも何度も紹介しています。
往復6000JALマイルでJAL国内線が利用できます。ニモカポイントが5万ポイントくらいになれば、減額マイルで行く価値があるのではないでしょうか。
もちろん、函館や九州は多くの観光地があるので、観光を兼ねて行くことを強くおすすめします。
JAL就航地から交換場所を考察
では、みなさんは、どこのポイント交換機へ行くべきなのか。JALの減額マイルを使うことを前提に、JALの路線を考察してみましょう。
JAL便がある空港
函館:丘珠・奥尻・羽田・伊丹
福岡:羽田・成田・伊丹・新千歳・那覇・花巻・仙台・出雲・徳島・高知・松山・宮崎・鹿児島・屋久島・奄美
大分:羽田・伊丹
熊本:羽田・伊丹
宮崎:羽田・伊丹・福岡
この中で、空港に鉄道が通っているのが、宮崎と福岡。また函館空港も市街地から近いですね。
逆に大分や熊本は、観光目的じゃないと、ポイント交換に行くのは非現実的かも。
これらの地方にお住まいの方は、ぜひ、JALマイルを使ってニモカポイントを交換しに行きましょう!
ANA国際線特典航空券の前後に
Gucchieは、御存知の通り、名古屋在住です。先程の地名一覧になんと名古屋・中部という文字はありません…そういった方は、ANAマイルを使うついでにANAマイルに交換しに行くというこれまた不思議な事が…
ANAの国際線特典航空券では、日本国内線を前後に最大4区間つけることができます。24時間以内のトランジットであれば、滞在もできるので、これらの地区に、行くこともできますよね。

たとえば、こんな日程。香港と台湾に寄って、さらに函館も寄ってくるというなかなかなルート。函館はあくまでの乗り継ぎ扱いですが、22時間滞在できるので、ポイント交換には十分でしょう。これだけいろいろまわって、たったの23000マイル。香港を寄るので、諸税が高くなっちゃうのが欠点ですね。
JALマイラーに移籍する
ふと、学生陸マイラーのGucchieは思うわけです。
まずは、減額マイルを中心に
ニモカルートも考えつつそもそも学生がANA陸マイラーとしてビジネス乗る必要があるか問題
学生はエコノミー、いやLCCで旅すりゃいいじゃんって。そりゃそうなんだけど。
— Gucchie@しゅーかつ (@sytiza) 2018年1月9日
そうです。学生がANAのビジネスクラスに乗る必要があるのか、と。
Gucchieはこれまで、
ビジネスクラスに乗りたいならANAマイラー
エコノミーでもいいから安く行きたいならJALマイラー
とおすすめしてきました。
Gucchieが代表を務める学生旅行コミュニティ Cubeでもおすすめしているように、まずは安くいろんな国に行ってほしい、そのことから考えると、学生にはまずJAL減額マイルを活用したJALマイラーになるべきではないか、そう思います。
そして、もう飛行機に乗ることには慣れちゃったよ。もっと刺激が欲しい、そういう方には、ANAマイラーになって、ビジネスを体験してみる←Gucchieはここ
そういうのがいいかなぁって。
まずは、みなさん、こちらを
ただ、この方法もいつまでできるかわかりません。やろうとおもったときにやる、これが陸マイラーの鉄則ですね。
決済手段は何がいいのか
マイルはポイントサイトで貯めるもの、そう力説していますが、学生でも普段のお買い物でマイルを貯めないのももったいない。では、どのカードをつかって決済すべきなのか。これに関しては、
ANAマイルをためているなら:LINE pay カード
JALマイルだけためているなら:JAL カード navi
学生にとってはこれが最善ではないでしょうか。
LINE Pay カードでANAマイルを貯める
LINE Payカードでは、100円の利用で2LINEポイントが溜まります。
そして、300LINEポイントが270メトロポイントに。そして270メトロポイントが9割なので、243ANAマイルへ。
100円の利用で、1.62ANAマイルが貯まるということに。
ただ、ソラチカカードをこのルートのためだけに維持するのもまた難しくて、2000円のソラチカカードの年会費をどう考えるかですよね。ぜんぜんカードで決済しない方には、2000円の年会費が損になってしまうかもです。とりあえずGucchieはソラチカカード維持するつもりですが…
JALマイルを決済で貯めるには、やっぱりJALカードnavi。100円の利用で1マイル溜まります。また特約店では、倍の100円で2マイル溜まります。
JALカードnaviについては、こちらの記事を
LINE Payカードは、あくまでプリペイドカードのため、クレジットカードでないと決済できないようなところでは、JALカードnaviを使いましょう。
ただ、JALカードnaviは、月10万円しか決済できないため、LINE Payカードとうまく合わせて使っていくのがいいのではないでしょうか。
まとめ
Gucchieも正直、今の段階では、ソラチカルート封鎖以降にANAの陸マイラーとしての活動を続けるかどうか悩んでいます。
でも、大切なのは、今できることをしっかりとやっていくこと。まずは、ポイントをたくさん貯めるべくこの3ヶ月が全力で走っていきます。
ソラチカルートは封鎖が決まったので、問題は、どちらかといったら、moppyのJALキャンペーンがいつまで続くかどうか。現状では、2月分までしか発表されていません。こちらも終わってしまったら…想像したくありませんね。