飛行機大好き、そして名古屋在住のGucchieにとってここに行かないわけには行きません。「あいち航空ミュージアム」
11月30日オープンです。予定が詰まっていてなかなか行けなかったのですが、オープン5日目の12月4日に行ってきました!

ディパーチャーゲートです。
できたてホヤホヤということで、係員の数も多め。ちょっとお偉いさんぽい方もいましたね。
2階

中はこんな感じ。昔、ANAの整備場見学とか行きましたけど、それと似た感じ。それよりちっちゃいかな。
このごろ流行りの空港併設型の航空博物館ですね。
こうした形のもので言うと、アメリカワシントンDCのダレス空港のわきにあるウドヴァーヘイジー・センターに10年位前に行っています。そこには、コンコルドやB-29、スペースシャトルと盛りだくさんで感動した記憶が…
さて、ここ、小牧空港では・・・

2階は基本、模型の展示がメインです。古い時代の機種が多かったですね。Gucchieが疎い分野です。古いというより、日本で開発された飛行機を集めたらほとんど戦前のものになっちゃったって感じかな。
1階

1階はこんな感じ。飛行機がいくつか展示してあります。
MU-300

まずはMU-300という機体。三菱重工の開発機体ですが、なかなか不運な飛行機で。
最初はいい感じだったんだけど、航空事故や不況が重なったりで、そしてアメリカとの貿易摩擦とかいろいろなことに巻き込まれ、100機くらいしか売れず大赤字。そして、ビーチクラフトに製造販売権を売却。
すると…めちゃくちゃ売れたらしいですよ。なんと日本の航空自衛隊ビーチクラフトから買ったとか。いい機体だったんでしょうね…
YS-11

YS-11
こちらはご存じの方も多いはず。日本で開発された旅客機ですね。
こちらも、100機ちょっとしか売れず、そして、販売のノウハウがなかったので売れば売るほど赤字になるという営業的に失敗した機体。こちらもいい機体なんですが…
MH-2000 JAXA

こちらは、MH2000。三菱重工が開発したヘリコプターです。エンジンまで自社製という気合の入ったものですが、なんと生産数は数機。ほぼ売れなかったです。
この機体はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の使ってたもの。JAXAは国の機関ですから、かわいそうで買ってあげたんでしょうね。
MU-2000

ってそんなこと思ってたら、もう1機MH-2000が!
現存する機体はおそらく4機くらいしかないと思うので、それが2機あるってすごい…けど…

近くにはコックピットがおいてありました。
あれーでもヘリコプターの特徴のサイクリックスティックとコレクティブレバーがないじゃん!こりゃだめよ

解説がおいてないのがもったいないと思ったのがここ。
この機首の部分。わざわざあけてくれてますが、これは?
ドップラーレーダーというものです。ダウンバーストという強い下降気流など、飛行機やヘリコプターにとって脅威となる気流の乱れを捉えてくれる大事なもの。いまではほとんどの旅客機の機種にこれが入っています。本物が見られることは少ないはず…ちゃんと解説かいてよーーーもったいない!
零戦

零戦。
深くは知らないので、あまりかけませんが、いま展示してある機種の中で一番生産された機種でしょうね。おもったよりもでかいですよ。
MU-3

MU-3。これも三菱重工の機体。
いまあいち航空ミュージアムにおいてある機体で、商業的にそこそこ成功したと言える唯一の機体ではないでしょうか。700機くらい生産したそうですよ。
こうやって見てくると、日本製の飛行機を集めたのはわかりますが、その殆どが、商業的に失敗したものばかり…
MRJの試験機も試験終了後にここで展示される予定になっていますが…もうこのへんにしておきましょう笑
トイレまで

さて、息抜きにトイレに…ってトイレに座るとこの景色。
でも何の機体だろうってトイレでずっと考えて。合成だろうなって思ったら、やはりギアが下がってるのでハメコミ合成ですね。
ロッキードのマークっぽいのが見えたので、P3-Cかと思ったらエンジンが2つなので違いましたね。日本語での「索敵」という注意書きとかもあることを考えると、C-1とかですかね。
(12/5 追記 展示されているYS-11のコックピットのようです。)
展望デッキ

空港併設の魅力。それは、実際に飛んでる飛行機を見れること。
小牧は、自衛隊だけではなく、各種ヘリコプターやフジドリームエアラインズなど多くの機体が発着していますので、家族連れも楽しそうでした。

この階段を登れば展望デッキにいけるわけですが、高所恐怖症のGucchieはちょっと怖かったです…
パーツコーナー

隅っこにパーツコーナー

いまはなき、3発エンジンのスロットルレバーですね。

オーバーヘッドパネル。フライトシミュレーターやってると、これほしいんです笑

パイロット用の酸素マスク。パイロットは2人いますが、ひとりがトイレとかで離席するときは、もう片方のパイロットは酸素マスクをすることになっています。それがこれですね。
でも、こういう解説がまったくないんですよ。知らない人が見たら、なにもわからないですよね。こういうもったいない展示が多いのが残念。これじゃあ、成田の航空博物館のジャンク品売り場とおんなじになっちゃいますよ。
ミュージアムショップ

お土産売り場。

みんな大好きぼく管も売ってますよ。高いですが。
ぼく感に飽きた方はぜひこちらを
【シミュレータ】ぼく管を超える?音声入力できる航空管制シミュレータ Tower!3D Pro – KINCHANの Without lens cap

となりには、エアポートウォーク名古屋というショッピングモールが。ブリッジで直結しているので、とても便利。買い物ついでに、飛行機見に行けるなんて、最高の環境ですね。
いろいろなところでもったいないところ、物足りないところがありました。
まだまだ発展途上という感じですね。MRJはいつになるかわかりませんが、来るはずですね。個人的には、商業的に成功した(しそう)ということで、Honda jetをおいてほしかったり