ガクトク for student

学生のみなさまが、いまよりちょっと楽しく賢くすごせるように

究極の対決

今日から連載です。対決の究極と題して、比べるのがタブーとされている戦いを堂々とやって行きます。

この世には多くの、そして多くの人が常識だと思い込んでいる非合理的なものがある。しかしそれには気づかない。それが常識だと幼い頃から教えられ、そうでないことをしたときには、恥ずかしいといわれる。しかし、これに気づいていかなければ、日本人は古い常識にとらえられたまま、これから先も何十年も何百年も生きていくことになる。運良く、まだ若い僕には、ただ生活しているだけでも多くの不合理なものを見つけることができる。

数多くの不合理の中から、今日は、食器の話をしようと思う。食器というものはどうもよくわからない。陶器のお皿を使ったら割れるに決まっている。プラスチックのお皿は落としても割れない。これは小学生にもわかる。しかし、日本人は陶器のお皿を使い続ける。なぜなら、格好がつかないからだ(プラスチック製だと)。そんなことを言っている人が、コンビニに行くとプラスチック製のお皿に入ったお弁当を買って、おいしそうに食べている光景が、珍しいだろうか。皆様の家庭もそうでないか考えてもらいたい。

こう考えていくと、それなりの理由が欲しいものだ。私たちが固執して陶器を使っていいことはあるのだろうか。

よけいな話が長くなってしまったが、計算を始めよう。

今回比較に使用するのは、陶器と使い捨てる紙やプラスチックの食器だ。

また、環境としては、今増加中の一人世代としよう。

このパターンだと4通り答えが出てくる。

A:単身世帯で、陶器を使う
B:単身世帯で、使い捨て食器を使う
としよう。もちろん比較するのは、AとBだ。

これを考えていく上で、「お皿」の一生を「おさら」いしよう。

購入~使用~洗浄~割れるまたは廃棄処分

また、一人が一日に使う食器の量と種類も考えよう。おそらくほとんどの人が、平日の昼は、家で食べないだろう。また、週末も一日一回とはいかなくとも、月に数回の外食はあるだろうし、どっかに泊まりにいったら数回分の食事は家でしない。そう考えれば、土曜日、日曜日も、2食分の食事を家ですると考えて問題はないだろう。

では、普通の人はどんなけ、食器を使うのだろう(普通じゃない人は考えません)。箸やフォーク、さらには、調理用具も使うことになるだろう。まあ、調理もしないという人も多いだろう。そうしたことを客観的に考えていくと、単身世帯は、調理なしということにしよう。

単身世帯
調理なし
朝食:箸1膳、皿(大1、深皿2)、コップ1
夕食:箸1膳、皿(大2、深皿1)、コップ1(土日:フォーク1、スプーン1、大皿3、コップ1)

と考えてみた。
計算しよう。
1年間で計算しよう。そうすると1年間は365日。そのうち7分の5は平日なので、260日が平日、105日が土日となるが、祝日も考え、前者を250日、後者を115日としよう。今回は10年間で考えよう。

ちなみに、私の家では、静岡県東部地震において、陶器食器の半分近くが棚から落下して割れ、廃棄処分となった。陶器にはそういったリスクもある。また、よくいるのが、自分で割ってしまった食器を急いで片付けようとして、指を切る人々。そう、けがをする恐れもあるのだ。けがをしたところから、細菌が入り病気になることだってありうる。いくら食事前に手を洗っても、食中毒の患者が毎年でている以上、安全と誰が言い切れるのだろう。そう、私たちは命がけで食事をしているのだ。

さらに、食器が割れることにより、場の空気も割れることが多いのは、皆さんも承知であろう。割ってしまったひとは謝るのだが、危ないから離れてといわれる。そして、その場からは会話が消える。他人が片付けているのに、自分が楽しくしゃべることは、誇り高き日本人にはできるまい。これでは、場の空気だけでなく、料理の味や、人間関係も壊してしまう。

今回は、Bから考えよう。

使用量(1年間)

単身世帯
コップ:730個
大皿:1210皿
深皿:980皿
箸:615膳
フォーク:115本
スプーン:115本

紙コップや紙皿の購入方法はいろいろあるが、それだけで生きていこうとすると、毎回100個ずつくらいで買っていたら、毎週無駄な時間を過ごすことになります。そう、まとめ買いをすべきなのです。また、まとめ買いをするのに、店で買っていたらぎっくり腰です。通販で買って、元気なおじさんにがんばってもらった方がいいでしょう。そう考えると、世界的にも有名な通販、Amazon.comで買うということにしましょう。アマゾンで値段を調べてみました。その中でも僕がおすすめなのが、以下の商品。今回はこれらを使って計算していきましょう。
・紙コップ7オンス(約200mL)2000個 4000円(一個2円)
・紙皿(大)100枚 680円(1枚6.8円)
・深皿 発泡どんぶり小 50枚 250円(1つ5円)
・箸 100膳 200円(1膳2円)
・フォーク 100本 450円(1本4.5円)
・スプーン 100本 400円(1本4円)

ここからは、小学生にもできる計算です。

仮に箸とすると
箸の一つあたりの値段×箸の一年間の使用量×10(年)
です。
そうすると

コップ:15600円
大皿:82280円
深皿:49000円
箸:12300円
フォーク:5175円
スプーン:4600円

合計:168955円
使い捨ての食器だけで生きていくと、10年間で、食器代がこんな毛かかるのです。安いと考えるか、高いと考えるかは、あなた次第です。が、私は安いと思います。

さて、次は、普通に食器を使う人(A)のことを考えます。10年間一度も割らずに過ごした、という非現実的な家庭(仮定)のもと、計算していきます。

普通の人の食器の量(単身世帯)

コップ:5
大皿:4
お椀:2
茶碗:2
箸:4
フォーク:2
スプーン:2

また、amazonの値段をみてみましょう。

コップ:amazonオリジナルマグカップ 730円
大皿:スクエアランチセット2枚  1000円(1枚500円)
お椀:木製汁碗 977円
茶碗:茶碗セット 5皿  1980円(1皿396円)
箸:癒しのお箸 5膳  880円(1膳176円)
フォーク:フォーク  399円
スプーン:5本セット  1260円(1本252円)

計算結果
合計:10402円

さらにそれだけでは終わりません。あなたは、食洗機なしで生きていけるのでしょうか。おそらく無理でしょう。そうでないと、人生を無駄にすることになります。

食洗機:パナソニック プチ食洗 39257円

そして、あなたは、水を使わないつもりですか、もちろん使わなければ洗えません。そう、水道代もかかるのです。

水道料金
1年間で14020円(財団法人省エネルギーセンター「仮定の省エネ大辞典」による)
つまり
10年間では140200円

今回は、電気料金は省きます。その分、ゴミの料金も省いてありますので(そこまで考えると夏休みが終わります)。

合計:189859円

終結

A:単身世帯で、陶器を使う
10年間の費用:189859円

B:単身世帯で、使い捨て食器を使う
10年間の費用:168955円

そう、使い捨て食器を使ったが安いのです。20904円の差。それも、10年間、あなたは、毎回汚れた食器を食洗機にいれ(手洗いよりかは安くすむ)、洗い終わったやつをやけどに気をつけながら棚にいれ、地震による食器の飛び降り自殺の恐怖におびえ、落としたときには即おさらばとなる、陶器の食器を使っている。
賢い人は、毎日新品の紙皿を使い、洗う必要もなく捨て、いくら地震が起きても、割れることがない食器とともに人生を送っている人。
この差は、20904円。

いま、私の家は、移行期間だ。陶器の食器をすべてお役御免にしてしまうのは、人道的によくない。前に述べた地震から、新しい食器を購入していない。そして、紙コップや紙皿を導入している。

今回述べた、合理化も究極のものだ。多くの人が無理と考えるだろう。しかし、そこをかえていかなくては、人間は進歩しないはずだ。マークザッカーバーグの成功を誰が予想しただろうか。この世にできないものはあるだろうか。答えはもちろんnoだ。

この世には、もっと究極といえる、合理化できるものがあるはずだ。みなさんも、ディテイルなことでもいい。ひとつ探してみては、どうだろうか。